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Lil かんさい中心なジャニオタ生活の備忘録𓂃 ⸝⸝⸝💭

【波濤を越えて】2022/11/22 昼

波濤を越えて 記録用


京都南座 11/22 12:00 千秋楽日(前楽)

見学:岡﨑虎太郎、椿泰我

 


歌舞伎、能の伝統芸能と現代芸能が融合した舞台である『波濤を越えて』。歌舞伎とかちゃんと見たことないし、古典とか日本史とかサボって生きてきたから理解出来るか不安だったけど、本当に面白い舞台でした。

 


この舞台の重要な役柄、"源義経"に斗亜くんを選んで頂いたことが、決まった時もだけど鑑賞が終わった今は更に嬉しい。

"演技の仕事が好き"という斗亜くんが今回沢山のことを吸収して頑張ってると思うと私も元気が出るし、応援したい気持ちが一層強まる。好きを仕事にして結果に繋げてるのが本当に凄いと思う。

 


伝統芸能ならではの言葉遣いや所作の美しさ、歌舞伎俳優さんの佇まい、生で聴く拍子の音、南座という特別な劇場で鑑賞することができて嬉しかった。斗亜くんがこれに抜擢されなかったら絶対に出会えなかったな。

 


花道近くの私の席。驚く程の迫力だった。肉眼で細かな表情が読み取れる幸せ。影山くんや斗亜くんが気持ちを込めて動きを決める際、「ふっっ」って呼吸するんだけど、それが聞こえてしまって、[本当に存在してるんだ、、、]と改めて実感した。表情の移り変わり、呼吸の音、瞬き、手の動き、衣装が擦れる音、薙刀を振りかざした時の風、垣間見える汗、その時にその場にいた人しか感じられないものを沢山感じることが出来た。舞台はナマモノって言うけど、本当にその通りだと思った。


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人生初の京都南座。日本で1番古い劇場とあり、歴史を語るような佇まいに圧倒される。私の公演は前楽だったので、"本日千秋楽"の看板も目にすることが出来て嬉しかった。今回のチケットは自分でもぎって入れるシステム。とりあえず空腹が辛かったので奥の売店でどら焼きを買って客席で食べた笑(八つ橋入りで美味しかった!)

 


開演前20,10分前に壱太郎さんと影山くんが役柄の説明アナウンスをしてくれた。(アナウンスガチャ綺麗に外しました)

南座の椅子がふかふかで、花道に遮られて見にくいとかも無くて、どら焼きも売ってるしめちゃくちゃ良い劇場でした。

 


12:00になり、会場がだんだん暗くなる。提灯が最後にボーッと消えていくのが綺麗だった。最初は紅白の玉を操る人が現れて、義経と知盛の魂が祇王に解放されてしまう場面。琵琶の音と祇園精舎の〜が伝統芸能ぽくて良かった。舞台上の空中に文字が映し出されてるの凄かった。

 


クロバットチームのアクロバットがとにかく凄くて、花道を坂道しながらあるいてたり、バク転してたり、迫力満点だった。

般若みたいなお面付けたナマハゲみたいなのが花道歩いてきてちょっと怖かったけど、スッポンに静かに沈んでいって面白かった。

 


義経の登場場面は舞台中央の階段みたいなとこにパッと現れるんだけど、スッポンの祇王と丸かぶりしてて、気付いたらいた。笑

もう源義経すぎて、その時は全然斗亜くんに会った実感が湧かなかったけど、とにかく鼻が高くて顔が小さくて顔が良かった天才。

 


奥州に預けられた牛若丸(幼少期)のシーン。

梅天狗と桃天狗が客席の間を通って後ろから現れる。舞台中央で暇そうにしてる牛若丸がめちゃくちゃ可愛い。梅天狗と桃天狗に言う「もう終わった〜?(関西弁)」が好きすぎた。梅天狗桃天狗に腕をまくってもらうシーンで斗亜くんの腕がたくましかった。剣の練習で、最初は真剣な表情だったのか、段々と上達してきて笑顔が出てくるのがほんとに可愛かった。

拍手をするのが歌舞伎の舞台でのやり方?らしくて、拍手に間違いはない!だそう。アクロバットチームの人とかがきつねダンス踊ってて面白かった。拍手楽しかった。

 


知盛は父親の清盛に認めて貰えない、愛されない悲しさがずっと溢れてて見てて切なかった。笛を吹きながらスッポンに現れるシーンが美しかった。スッポンを降りていく時も見えたけど、最後見えなくなるまで表情が作り込まれていて、感情が惹き込まれた。

 


五条大橋のシーンはお気に入りの1つ。

橋の上で弁慶を追い詰めるが、義経に感化された弁慶が家臣となる場面。優しく、でも志強く弁慶に語りかける話し方が心に来た。月に斗亜くんのシルエットだけが映し出される演出は、双眼鏡で見ても顔が暗すぎて斗亜くんの表情は見えず、ひたすら横顔の形の良さを堪能する時間になった。鼻がまじで高くてフェイスラインが綺麗すぎる。

 


牛若丸が腹違い?のお兄さんの頼朝とやっと念願叶って会うことが出来たのに、頼朝に突き放されてしまってかわいそうだった。渡部豪太さん背でかいし、斗亜くん小さいし、子猫がいじめられて、しゅんってしてるみたいで胸が痛かったです。

 


絶対もっと色々あったけど、1幕が終わり幕間が25分。見学来てっかな〜ってキョロキョロしてみるけど見つからず(この頃のこたちゃんは楽屋に戻り斗亜くんとアイランドTVを撮っていた笑)

 


2幕は義経静御前のシーンから。

いわゆる寵愛のシーンなのかな。えぐいってレポで聞いてたけどまじでえぐい。歴史上でも義経静御前を凄く愛してたみたいだけど、斗亜くんの表情や仕草からそれがもう伝わりに伝わりまくって苦しかった。演技だけど、斗亜くんて好きな女性にこういう顔するんだ、、、、、、な感じだった。いつも赤ちゃんみたいに可愛い可愛い斗亜くんが、19歳というか、義経という青年として1人の女性を真っ直ぐに愛してて、仕草ひとつひとつに"好き"が詰まってた。桜の花びらを手から息で飛ばすシーンがあって、そこの儚さと美しさがとんでもなかった。美しすぎて息できなかった。してたけど。

 


知盛と父の清盛のシーン。

清盛は息子4人のうち特に重衡が大のお気に入り。知盛は病弱で"無駄飯"らしい(酷い)。そのくせすぐに楯突くとして知盛を毛嫌いしているけど、知盛はずっと父親を敬う気持ちは変わっていなくて、それが伝わらない悲しさでいっぱいの青年。

父に対する敬意がない~みたいなことを散々言う父親に知盛は「父の言うことならなんでもやる」と言ってしまう。きっとこれはどこにでも出陣するとか戦いに出るとか、結婚話とかでも受ける予定だったのかな、そういう意味だったと思う。でも父から言い渡されたのは「酒のつまみに(清盛の寵愛した白拍子)祇王を手打ちしろ(殺せ)」だった(清盛サイコパスすぎる)。優しい知盛は罪のない女性を殺すなんて出来ないし、断ろうとするが、父親には「なんでもやるんじゃなかったのか?忠誠心はその程度か」と跳ね除けられる。

 


悲しさと驚きとが混ざった祇王がオロオロしながら清盛に訴えかけるシーンがもう頭から離れなくて、壱太郎さんの演技の上手さに感動した。壱太郎さんは男性なのに、女形として凄く高い声で演技されるんだけど、当たり前のように見てるけど冷静に考えてめちゃくちゃ凄い。しかも静御前祇王で声の感じが違うしちゃんと違う人だって分かるんだよね。初めて歌舞伎見たけどこんな凄いんだってびっくりした。18歳で歌舞伎見る人、現代ではそんないないと思うけど、斗亜くんのおかげで素敵な経験させてもらいました泣

 


苦悩した末、知盛は言われた通り祇王を殺す決断を下す。影山くんの苦悩してる表情とかの演技が上手だった。刀を振りかざし抵抗する祇王を追いかけ回すシーンはめちゃくちゃ惨いし、見ててしんどかった。影山くんの顔の良さに救われてました。最後、捕まった祇王は平家一同(もしくは源氏も)を恨みながら死んでいくけど、影山くんの頬に手を添えたと思ったら頬に血がベター、、、って付いててゾワゾワした。思わず双眼鏡で見たけど、めっちゃ血だった。あ、あと汗かいててかっこよかった。

 


壇ノ浦の戦いのシーンに進む前に、梅天狗と桃天狗のトークが入る。めちゃくちゃ楽しみにしてたところ。

義経(斗亜くん)推しの梅天狗に、知盛(影山くん)推しの桃天狗。ちなみに桃天狗は知盛に推し変したらしい。どっちも好きだって笑

手作りのうちわ持っててめちゃくちゃ可愛かったし、2人ともメンカラの赤いマスク(布)してた。今日は席が満席だった(がち?)ので後ろから見てたのよ〜とのこと。

車折神社で推し活〜の話では車折神社までの行き方を桃天狗が説明してくれて、そしたらアクスタと写真出して写真撮るんでしょ?ってそれぞれの推しの出してきてめっちゃ笑った。梅天狗は斗亜くんの第1弾のアクスタと、パジャマでおやすみポーズしてる可愛い写真持ってた。

あとアイランドTVの話で、影山くんがプリンを一口で食べてた話になって、「ま、まさか斗亜ちゃんも食べるとは思わなかったけどね〜」な梅天狗に同意すぎた笑笑

推し活に行くのに髪型を影山美容室で直してから行くことになって、〜な椿泰我くん(覚えてない)と、〜なテニスの王子様!岡﨑虎太郎くんのオススメなのよ〜って。こたちゃん見学!?!?って会場ザワついてた。

あと戦いの時の旗の色は、白が義経で赤が知盛って教えてくれた。

 


(記録してる途中で日が空いてしまい記憶が、、、笑)

(覚えてるところだけ抜粋して書く)

 


・花道に斗亜くんがいる時は下から見上げる感じだったけど、鼻がめちゃくちゃ綺麗で、真っ直ぐ前を見据える目がかっこよくて、刀を振るとき?に気合いで声が出ちゃうのもかっこよかった。

 


・アイランドTVの稽古風景にもあった壇ノ浦の戦いのシーン。21公演目だけあって、稽古よりもより洗練されていて感動した。義経としての覚悟とか、勝たなければならないプレッシャーとか、全ての気迫が斗亜くんの演技から伝わってきた。

 


・気付いたら斗亜くんに子どもいたし、さらっと義経死んでしまっていた

 


・最後死後の世界?みたいなところがめちゃくちゃ綺麗で、桜いっぱいの舞台に義経と知盛と静御前が白衣装で立ってた。階段みたいなステージに乗って舞台上を回ってくるんだけど、あらゆる角度から眺められて改めて美しかったです。

 


・ずっと舞台上にいるのは義経で、斗亜くんでは無かったんだけど(それだけ演技が上手)、カテコ終わって幕が閉まる時にLilポーズしたり満面の笑みで閉まるギリギリまで手を振ってくれる斗亜くんは義経じゃなくて完全に嶋﨑斗亜でほっとした。


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斗亜くんの初外部舞台をこの目で見届けられて本当に幸せでした。そして初外部舞台がこの『波濤を越えて』で、良かったです。これからも斗亜くんの素敵な演技を沢山見られますように𓂃𓈒𓏸︎︎︎︎